■2011年度第6回都市環境デザインセミナー記録公開。

 近世大坂の釣りと漁業−新発見の絵図を参照して
 鳴海邦碩(大阪大学名誉教授)

 大坂は中央から派遣される大坂城代等によって支配されていたことと慶応
4年(1868)に大阪城が焼失したことに起因し、近世大坂の地域的な様相に
関する体系的な史料が地元大坂にあまり残されていない。空間の実態を表現
する地図にしても同様である。
 このようななかで、篠山市において、大坂城代に任にあたった旧青山藩主
所蔵の古地図が発見された。手書きのもので、近世初期の大坂の水系および
海岸部が詳細に描かれている。
 この図を主たる参照図としながら、近世大坂の臨海部の環境について、釣
りおよび漁業という人の営みと関連付けて、論じました。
 セミナー記録は下記です。
http://www.gakugei-pub.jp/judi/semina/s1111/index.htm